駒大苫小牧準優勝

カテゴリ作って3回で終わる可能性大。まあいいか。

一昨年は圧倒的な打撃、昨年は堅守と来たが今年はエースの田中以外に特長がないようなイメージで見てたけど、投手陣が打ち込まれようと守備が乱れようとそれまで打線が完璧に抑えられようと一瞬の集中打で気付いたら決勝まで進んでるこの底力には、何だかんだで駒大苫小牧の本質は受け継がれているんだなあと思った。一昨年の済美戦や昨年の鳴門工戦を髣髴させる青森山田戦や東洋大姫路戦。大会屈指の強打を誇った智弁和歌山戦では田中がようやく本来の調子を取り戻して中軸を完璧に抑えると。上り調子で決勝戦だったんだが、早実の斎藤を打ち崩せず準優勝止まり。とはいえ延長15回引き分けを経て4-3の惜敗だから、あんたらは本当によくやったと思うし胸を張っていい。

あえて言うなら惜しいのは1回目の決勝、三木のHRで勝ち越した後の守備だよね。二塁打の後の中継ミスがなけりゃその後の犠牲フライで同点もなかったと思うけどな。大会通してエラーも多かったし、全体的にミスが多かったのはちょっと残念。

にしてもマスコミは大体が早実の味方だったようで、全国ニュースを見るとみんなして斎藤君斎藤君て。いいんだけどさ。駒苫だって一昨年の済美戦ではその恩恵を受けてたわけだから。前の年に大量リードしながらノーゲームになり再試合で敗戦、その屈辱から決勝まで上り詰めた、今までは弱い弱いと言われ続けていた北海道代表校と。で、主将のビジュアルも良かったしな。佐々木君。やっぱビジュアルってのは大事よ。駒苫はビジュアルで負けたから準優勝。あー、冗談だから。

倉敷工との再試合敗戦から立ち上がって優勝、二連覇、そして三連覇が掛かる決勝戦で再試合の後、敗戦。なんだか綺麗にまとまったな。今までは2年生以下がスタメンを勝ち取っていたチームだったけど今大会はスタメンのほぼ全員が3年生。三連覇してよし来年もとかいう期待を受けるほど、これから立ち上がるであろう新チームは強くない。今大会のチームにだって過剰なプレッシャーが掛かってたわけで、ここらで一息ついた方が結果的には良かったのかもしれないね。またゼロからのスタートですな。頑張って。