京都 2 - 0 札幌

と息巻いてはみたものの、開幕戦のウチの戦いぶりは先行き不安。なんか、いいところってほとんどなかった。開幕までの練習試合は4勝5分の負けなしということで各方面からちょっと注目されたりはしてたけど、まあこの時期ウチが強いのはもうテンプレみたいなものだから結果ばっか気にしても仕方ないし、人伝に聞いた試合内容からすればいわゆる堅守速攻、引き篭もりって縦ポンみたいなことをやってたらしく、柳下の積み上げて築いてきた戦術的な遺産なんかもう見る影もないのかしら、なんてちょっと寂しくなったりしてた。そして昨日、実際にそれを開幕戦で目の当たりにし、三浦はどこ行っても三浦かと、ちょっとした哀愁がふつふつと怒りに変換されつつあるところです。まだ開幕戦、ネガるには早いが、昨日の試合はないわ。マジ内容悪すぎ。

まあ縦ポンでそれなりに上手くやってるチームだってあるわけだが、実際プレーする選手の動きも悪く、全体的に固くなっていた印象は否めず。開幕戦だからとか相手が降格組で昇格争いの有力候補という強いチームだったからとかあったのかな。えー、ウチらも昇格狙ってると思うんですけど。前半のダビや中山に当てて何とかっていうあからさまな狙いはともかく、そこから後ろの押し上げが絶望的に遅かったんで開始10分でこりゃダメだと思った。そもそも背高いばっかりでハイボールに対してはむしろ弱い方の中山に当てるとか無理って話でもある。守備においては固さがもっと顕著で、曽田とブルーノの間をパウリーニョに死ぬほど使われ、中盤の芳賀とカウェがボール保持者に対して全く寄せることができず、ほぼ防戦一方。ゾーンディフェンスの意識が強すぎるのかわからんがゾーン狭すぎね? ここがしっかりすればあるいはカウンターも効果的に決まるのかもしれない。特別良くもなかった京都にいいように使われる状態だったから、ここから良化しても程度が知れてるかもしれないが。

後半は監督から修正が入ったのか失点して固さが取れたのか、若干ながら選手に寄せるようになり、ダビや中山に当てるんではなく西谷や砂川を使い始めてゴールに迫る形も増えたが、その修正のお陰で躍動し始めた砂川をout。当然ながら京都の注意は西谷に集中し、右サイドで待つ藤田征也がスッカスカのスペースを前に待っているもボールは回ってこず。視野狭ぇ。結局得点の匂いがしたのは森岡が西谷のチェックをサボって自由に出来た2、3回のみ。その他、前後半ともに4バックの両サイドが攻撃に絡んでくる場面がほとんどなく、あーこれはWBとかでなくとりあえず守備なSBなのだなあ、でもこれで点取れるのか、とか思ったり。

外国人3人の評価はまだ早いとは思うが、仮に今日の試合、京都と外国人そっくり入れ替わったらウチが勝ってたような気もしなくもない。そんだけ京都の外国人は質が高かったし、ウチはまだまだ。ブルーノは4バックでやっていけるのかしら。周囲との兼ね合いもあるがつり出される場面が多かった。ダビは孤軍奮闘とまではいかないが周りのサポートがほとんどない状態ではあんなもんかなと。カウェは捌けるタイプなのだろうがパスミスも多かったし守備は前述の通り。今日だけ見ればここを替えて大塚と芳賀のボランチの方がいいと思う。

ああ、東京Vと草津の試合は解説にヤンツーか。見よう。ていうくらい幸先悪く、そして未だにヤンツー大好きっ子から抜け出せてない自分。次節でこの思いを断ち切ってくれたのむ。