フランス 2 − 1 日本

GK 楢崎
DF 宮本 坪井 山田 三都主
MF 稲本(→中田浩) 遠藤 中田英 中村
FW 高原 大久保

フランスは二軍っぽい構成で来るだろうなあ(だって2試合勝てばいいなら初戦に重きを置いて、日本戦と三軍でも勝てるNZは温存って考えるだろ普通)、そしたら引き分けは欲しいなあと思っていたところ、やっぱり二軍で来たのでこれは、と思ったが結局は敗戦。ちょっとガッカリ。まあよくわからんPKとか遠藤のFKとかあったんで紙一重ですけれども。この試合では日本のいいところが出てましたね。

さすがにNZのようなザルDFじゃないからゴール前では仕事させてもらえませんでしたが、FWの二人は良くやったと思う。高原は空中だとだいたい勝てますね。後日『やべっちFC』見てて「背筋が強くなった、腹筋は日本にいたときよりやってないよ」みたいなことを言ってて、僕は「ああ、だから空中は強いけどグラウンダーでは妙に当たり弱いんだ」と思ったものですが(腹筋と背筋はバランスが大事です)、空中は本当に強くなった。大久保がやんちゃ坊主のごとくかけっこしてるのでパートナーとしてはそういうパワフルさは必要です。でも腹筋もやろうね。

サイドバックの上がりも良くなってましたね。山田は代表に呼ばれたばかりのときは何を遠慮してるのかと感じてましたが、ようやくそういうのもなくなってきたみたい。中盤の動きが上手いこと引き出してるんだろうなあ。右はもう決定でしょう。サントスはやっぱり守備に不安がありますが、変にボールを持ちすぎたりしなければヤツの能力が高いのは認めざるを得ないところです。あとはプレーの精度を上げていけば攻撃はかなりいい感じ。守備はまあクラブではまずやらないだろうから、どうしたものか。いくら宮本や遠藤のカバーリングがいいからってそれにも限界があるからなあ。

中盤は稲本除く三人については前の試合通りとても良かったです。稲本も無難っていえば無難だけどやっぱりどこか物足りない気がするのは僕だけでしょうか。

2点目の失点はラインディフェンスの問題点っていうのかな、トルシエ時代からずっと言われてきたことだけれども、ラインの裏を取られるとどうしようもない脆さがあるから、パスの出所をしっかり抑えるのと、状況に応じてラインを崩すことも考えながらやらなきゃならないわけですが、それが去年のW杯ではできていて、今はまだ出来ていないという話。難しいところですからね。とりあえず秋田・名良橋あたりのおっちゃんには出来ない芸当です。フィットする前にガタがきちゃうよ。

問題点らしい問題点はあまり出てこなかったけれども、まだ攻撃の形をしっかり作って得点するだけの技術とか戦術上の調整がまだまだだな、と。ジーコは当てにならんので練習や試合を通じて中田英が指示出してるんだろうなあ。