ルール改定
http://www.jfa.or.jp/laws/Apdf/L05-0617.pdf
※注意
内容はまずhttp://www.jfa.or.jp/laws/law14.htmlと照らし合わせて確認してください。以下はその確認を怠ったために誤認して書いてしまったものです。コメントの意味を反映させるために文章は残しておきますが、完全に僕のミスですので読む価値はあまりないと思います…。、「モリがまた早とちりしてるよm9(＾Д＾)プギャー」ってしたい人にはお勧め。*1
特にオフサイドに関してルールの改定が話題に上がってるけど、この文書を読んで一番気になったのがPKの扱い。
現在の文章：
ボールがゴールに入らなかった場合は、キックを再び行わない。
新しい文章：
ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する。
ちなみに「ボールがゴールに入らなかった場合」とは、
とあり、例えばGKが弾いたところをキッカーが押し込んで得点、ということはなくなったわけですね。上記の4項の状態になった時点で守備側の間接FKになるのだから、ペナルティエリアの外に選手が待ち構えるという必要性がなくなります。逆に素早いリスタートでカウンター喰らう可能性もあるわけだから、キッカーとGK以外はフィールドに散らばってた方がいいということになる。
これにはすごく違和感がある。コンフェデでも何度かあったような、キッカーがボールに触れる前に他のフィールダーがエリア内に入ったためにやり直しーみたいなことはなくなるんだけど、明らかに守備側の利益が大きくなった。GKはボールを止めることだけに集中すればいいのだし（その後の動きは最初から頭に入れなくていいし、前に弾いたって問題ない）、そもそもは守備側の反則にも関わらず、外した場合は例外なく守備側のボールになるという矛盾。キッカーが外したらキッカーの反則なのですかと。
PKは、「得点に直結する可能性が高いエリア内のプレーに対して反則を犯す」という重大な行為に対する厳しい罰則として与えられて然るべきで、攻撃側有利なのが当然だと思っています。だからこそエリア内での反則は重大なものとして認識されるし、守備側は極力この反則を避ける（最も失点の恐れが大きいエリアにも関わらず、これを認識しなければならない）のに、この改定は認識を緩くさせる原因になるのではないかと。早い話どーもなんねっていう場面では体で止めに行くなりすればいい。GKも1対1よりPKの方が可能性あるよねって思えば遠慮なく飛び出して足を捕まえればいい。いやこれは現在でも行われていることだけど、その危機意識のボーダーラインが下がるのではないかと。その結果、カードが乱発する可能性も否定できない。カード乱発して楽しいか？
逆にシミュレーションは減るかもしれないね。PKによるゴールの可能性が多少なりとも低くなったから。だけどそれはダイビングした選手が悪いんであって、シミュレーション行為をした選手をより厳しく罰するのであればまだいいものの、PKの効力を弱めることで減らすっていう意図があるのだとすればちょっとなあ。
どうなんですかね、これ。オフサイドの件しかり、個人的には改悪としか思えないんですけど。
（まあ見てる側として一番気に入らないのは、キッカーとGKだけがペナルティエリアの中に入り、その外を選手全員が取り囲む状況における緊張感が薄れるじゃないか！ ということだったりするんですけどね）
- 以下追記
さて壮大な天然ボケをかまして、僕は今ディスプレイの前で顔から火が出るような思いをし、顔を手で覆いつつ指の隙間からディスプレイを見てるわけですが（ああ、わたしったらばかばか！）、PKという罰則の持つ重みというのは大事にしてほしいという考えは変わりませんし、極端な話ですけれども、スパイクがエリアのラインを踏んでいたことを審判が気付いていながら注意せず、キッカーが蹴り終えた直後に指摘し間接FK、というような流れにはしてほしくないな、と思います。当然のことですけどね。
ルールを明確にすることで審判が裁きやすくするという意味での改定は必要だと思いますけれども（ですから、今回のPKの改定は妥当なものだと思いますが）、より細かに規定されることで審判の笛がガチガチに縛られる状況ってのはあまり好ましいと思いません。正確なジャッジと機械的なジャッジではその意味合いはかなり異なる。ルールに則った上で裁くのも裁かれるのも人間です。明文化された部分以外での柔軟な対応ができる審判こそ、優れた審判たる条件であると感じています。
*1:おいてめえ、てめえは自分がヲチするに値するほど面白いネタ人間とでも思ってるのかカス、ってのはナシな。自分のダメさ加減に普通に凹んでるから。自虐的になってるだけだから…。
