CL final:ミラン 3 - 3 (PK 2 - 3) リバプール

前半3-0で終えたときはリバプールが勝つどころか、1点返すのも難しいしこのまま虐殺試合になるんじゃないのと思ってたけど、わからんもんだな。

前半はマルディーニの開始50秒でのゴールからいきなりリバプールがバランスを崩し、中盤ではカカとピルロが自由にプレーできて、中央からDFの横へスルーパスを入れて何度もゴールを脅かしたけど(特にトラウォレの方)、ベニテスが後半開始からハマンを入れてセンターに3枚置いてからは内容が逆転。あそこで打つ手がなかったアンチェロッティとの差が試合を分けたかなあ。リバプールにもだんだんと疲れが見え始めたのだけど、ミランは傾いた流れを後半終了まで引き戻せなかった。クレスポ下げたのもどうだったのかな。まあベニテスもスタメンからキューウェル使ってみたり、返せばそれこそ当然警戒すべきだったミランの中央に対して2枚だったりしたわけだけども。延長戦では誰も彼もが疲れてキューウェルの交代枠が勿体ない展開になっちゃったしね。カラガーとジェラードはよく踏ん張った。

PKはねえ。この緊張感の中でデュデクのあの動きは…。不思議な踊りでキッカーのMPを下げた。まあ止めりゃいいんだから美観はどうだっていいのだけど、明らかに前に出てきてるのにノーホイッスルというのは問題。今日の審判、特に副審はかなり怪しかった。最後のシェフチェンコは、GKがあれだけ無茶な動きしてれば正面ってのはないだろう。3本目も4本目もまともに跳べなかったじゃん。

でもまあ単純に面白い試合でした。今まで見た決勝の中では一番かも。これでリバプールが来季のCL出場権を得るのかどうかでまた物議を醸し出しそう。

しかし後半にリバプールが1点取ってからはアタテュルクスタジアムがアンフィールドになっちゃったな。アンフィールドの魔力恐るべし。

試合中の実況によればジェラードは残留を決めたと。カラガーの引き止めとかなんとか。タイトルも取ったし、本当なら喜ばしいこと。バロシュはどうなるんだろうかね。1トップってタイプじゃないんだよな。