CL Semifinal 2ndleg:リバプール 1 - 0 チェルシー

前半終了。1-0。チェルシーはダフとロッベンを欠いているのがかなり響いている。リバプールはカラガーがドログバを抑え、ヒューピアが入ってくるロングボールを跳ね返す他は基本的にインターセプトを狙う攻撃的な守備なので、一発で抜ける場合がある。それをサイドでやればフリーでクロスを上げるなり中に切り込むなりっていう可能性のあるプレーができるのだけど、サイドから縦を抜けるタイプの選手がいない。グジョンセンジョー・コールもいい選手だけどサイドの選手じゃないんで、どうしても中、中へと入ってしまう。リバプールとしては中なら一発でボールを奪いに行って失敗しても後ろにいるんで、思い切って仕掛けることができてるように見える。ドログバも1stleg同様カラガーに抑えられてて高さが使えない。ただリバプールの方も、ボールをカットしたとしても誰かがセカンドボールをチェルシーの厚い中盤より速く拾いに行かなきゃならないんで、ルイス・ガルシアやリーセがかなり低い位置に戻ってからの始動になる。そういう状態の攻撃にチェルシーが前掛かりになって裏を取られる間抜けを犯すはずもなく、速攻は全く通じてない。バロシュにロングボールを通したところでテリーとリカルド・カルバーリョには敵わない。ボールを奪ってしっかり保持してからの遅攻プラスジェラードをはじめとした優れたパッサーの閃きがないとゴールには迫れない。というわけで膠着気味。リバプールが1点取ってることもあって面白いけど。

試合終了。リーグでは嫌味ったらしいほどの強さを誇ったチェルシーが敗れるか。CL予選リーグ、ジェラードの1発で辛くも決勝トーナメントに進出したリバプールが決勝か。何が起こるかわからんわ。

後半はちょっとリバプールの守備意識が強くなりすぎた。果敢なインターセプトが影を潜め、フリーで持たせる場面がかなり多くなったな。先制点がかなり早い時間だったんでこういう事態もあるかなーと不安に思ってたんだけど。そんな苦しい場面をカラガーとジェラードがことごとく凌いでたなあ。チェルシーの方は先に挙げたサイド攻撃もそうだけど、いいクロスがほとんど入らなかった。低い弾道ばかりでことごとく赤い壁に跳ね返され、たまにいい感じのボールが来てもカラガーとヒューピアターゲットマンを自由にさせない。あれだけ人が固まってれば1点くらい事故で入ってもおかしくないのに、リバプールの選手は本当に集中してよく守った。アホが乱入してきても切れなかったしね。チェルシーロッベンが怪我を抱えてるにも拘らず出てきてリズムを作ったし、テリーが80mくらいをダッシュで往復したりと頑張ったんだけど、最後まで1点が遠かったかな。

なんかまとまらないんで、細かい試合内容はそのうち書くつもりです(といって放置した試合がいくつあっただろうか)。しかしアンフィールドのあの雰囲気を見てると、本当にファンのパワーってのを感じるね。