鹿島の連勝は「6」 Jリーグが基準見直しへ

何の話かというと、「引き分けを挟んで○連勝」というのが今まで公式記録として認められていたのだけど、それっておかしいじゃん? 変えようぜ、というもの。僕もコンサドーレが京都の連勝を引き分けで止めたときにちょこっと言ったけど、ゲーム差ではなく「勝利を3、引き分けを1」とする勝ち点計算で順位を決めるリーグなのだから、そういう言い方は無理があった。というか、僕は「引き分けを挟んで○連勝」という言い方が公式記録だったことは知らなくて、おいおいマスコミ、いい加減野球的なモノの考え方やめてくれよ、という風に思っていたんで、初めて知ってびっくりした。

で、このニュースで触れられているのは引き分けの扱いについてであって、Vゴール勝利や98年以前のPK戦での勝敗をどう扱うのかには触れられていない。98年まで勝ち点は90分勝利で3、延長戦Vゴール勝利で2、PK戦での勝利を1としていた(PK戦が廃止されてからは引き分けが1)。であればそれぞれの勝利で重みが違うし、90分で勝たなければならない現在の制度では達成の難度が違うでしょと思ったんで、調べてみた。

そしたら、どうも延長戦Vゴール勝ちも含めた16連勝らしい。98年2ndステージ第5節から第17節までと、99年1stステージ第1節から第3節までを合わせた16試合の勝利のうち、98年2ndステージの第11節と第12節は延長Vゴール勝ち。ちなみに2位はヴェルディ川崎(懐かしいな)が95年に達成した15連勝。

どうなの、これは。まあ延長戦を含んだとしても16連勝なんて、まだまだ歴史が浅いうえ、豊富な資金力を基に各国代表選手を集めるみたいな、欧州トップクラブのようにはできないJリーグにおいては並大抵のことじゃないのだけど、参考記録とかにできないですかね。

何でこんなややこしいことになった(僕がややこしいと感じるだけかもしらんけど)のかっつーと、Jリーグ開幕のときに川淵キャプテン(当時はチェアマン)が「引き分けは白黒はっきりつけたがる日本人の気質に合わない」という理由で引き分けという結果を認めなかったんだけど、のちに選手にかかる負担具合であるとか世界基準に合わせるとかでまず99年からPK戦の制度を廃止、続いて03年から延長戦が廃止(J2は年間44という試合の多さを理由に02年からなくなりましたが)、といった具合にいろいろ変えていったため。別に「川淵はやっぱアホだな」とか言うつもりもないんだけど、参考に。