駒大苫小牧が競り勝つ=高校野球・戸畑−駒大苫小牧

去年の夏に優勝したけど、もうそれは過去の話。引き合いに出すのはまあ当たり前としても、スタメンだって林と五十嵐以外は全員いなくなってるわけで、対戦相手の監督が「強豪校」なんて持ち上げてるのを見ると違和感ですな。まあ北海道勢は今までお世辞にも強豪なんて言われたことないから慣れてないんだけど。

打線で存在感を示したのは林くらい。ていうか、夏は圧倒的なチーム打率の陰でボール球の見極めが光っていたのだけど、今日の試合では林以外のどの選手も打ち気で、難しい球に手を出したりしてて苦しい内容。相手の2番手として出てきた矢野投手は、リリースのタイミングがかなり遅いように見えたので(素人目ですけど)、それでタイミングがずれたというのもあるのかな。

守備では失策2。夏は5試合通じてわずか1だったのだけど、今日のグラウンドの状態ではある程度は仕方ない。ただセンターのエラーは送球を急いだために雑な捕球になってて、あそこは別に急ぐ場面でもなかったのだから、もう少しその辺の判断を向上できれば。結局このエラーがその後の犠牲フライを生んでしまったのだし。

田中投手はセットポジションからの制球に難ありと言われながらも9回投げて四死球2という数字は結構良かったりする。直球にも威力があるし、フォークも大事なところで狙い通りのコースにいってる。どのポジションでも守れるという紹介もあったけど、フィールディングもなかなかいい。7回守備の送りバントへの対応は相手のミスなのか好守備なのかは微妙なところ。走者のタイミングはどうだったのかな。