コンサドーレ札幌 0 - 1 水戸ホーリーホック

開幕戦は劣勢ながら1-0の勝利、今日の試合は優勢で0-1の敗戦。そんな帳尻いらんわ。

前半立ち上がりは水戸が中盤から激しいプレスを仕掛けてくるという珍しい展開にてこずり、もしや今年の水戸はニュー水戸? なんてことを思っていたのだけど、15分で終わった。以降はいつもの水戸。すなわち水戸ナチオ。あとフッキ対策というほどのものでもないが、フッキには必ず複数人付くと。

当然のように中盤では楽々繋げるのだが、ゴール前ではなかなかいい形が作れない。独力で突破できるフッキもいるが、べったり付かれて横にはドフリーがいてもボールを離さないフッキ。ウィルよりエメ系。でもエメのようなスピードはなく、ゴリゴリ突っ込んでいくタイプなのであっさり捕まること多し。たまに抜けたかと思えば水戸DFの激しいチャージで止められたり。個人的にはPKで3点取れたと思うが、まあそんなことを言っても仕方がない。時間が進むにつれ唯我独尊ぶりは更に度を増し、後半40分過ぎにゃ倒された後にDFの背中にパンチ一発、もひとつ頭突きで退場。時間ねーんだから早く出ろとヤンツーにまで突き飛ばされて憮然、みたいな。19歳らしいやんちゃぶりでしたが、えーと。困る。場合によっちゃ出場停止一試合じゃ済まないような気もするが、とりあえず戻ってくるまでにお灸を据えておいてください。周りを使えればすごくいいんだけどなあ。

お灸を据えてほしいのは他にもいて、曽田は相変わらず腑抜けた軽いプレーでピンチを招くこともあったし、持ち味はスピードのはずの和波がアンデルソンに簡単に振り切られたり、いつも通りミスパスをカットされて危なかったり、鈴木が絡むと終わり感が漂ってたり。まあ鈴木に関しては、ヤンツーに割と気に入られてるっぽいにも関わらずルーキーの藤田と代えられて右サイドの芳賀をボランチにずらすなど珍しく流動的な采配を執ったことからも、試合後に結構キツいこと言われたんではないかなと思うが、曽田か和波、どちらかは池内に替えていただきたい。まだ曽田には高さがあるが和波は今日なんかスピードですら負けちゃったので、できることなら和波outで。

その他はおおむね良かったと思います。特に新戦力。前節では目立たなかった芳賀は決して後ろを向かない積極的なプレーでチャンスを再三演出したし、関も運動量豊富に左サイドの上下動のみならず中、あるいは逆サイドと精力的に動いてはボールに絡んでいた。大塚の危機管理能力やセカンドボールへの反応の良さは流石の一言。これならちょっとメンバー弄るなり意識を変更するなりで上手く行きそうな感じ。

ただなあ。どう考えても昇格争いには絡まないであろう水戸相手に少なくとも1度負けたという事実はもう変えられんのでなあ。キツい内容でも何とか勝ち点を得るってのはそりゃ大事だけど、その前にまず自分ら優勢の試合は絶対に勝ち点3だと思うのですよ。もっと必死こいてやってほしいなあ。まだ長いから次、とか考えてなきゃいいなあ。一試合一試合が勝負ですぜ。