日本航空 1 - 13 駒大苫小牧

打線爆発というよりむしろ着実に加点して最終的には大差だったという試合。10点差ついた後でも確実に送らせる香田監督は鬼。相手の守備の拙さもあったけどね。2回に日本航空の投手が代わったところを畳み掛けたのが大きかったかな。打順を多少変えてこれが的中。岡山にも当たりが戻ってきたし、辻は未だ凡打なくあわやサイクルヒットと。辻いいなあ。第五打席の内角球は引っ張って2球ファール、最後は外角高めを流し方向に三塁打とか涎出てくる。本間が難しい球を打ちに行きすぎなのと、林のフォーム、踏ん張りが利かずに多少軽い感じなのがちょっとだけ気懸かり。

守備も相変わらずいいですね。1回から林のプロ並のフィールディング。今日は五十嵐もいいとこ見せた。1回の強烈なゴロを難なく捌き、6回無死1,2塁の場面では初球、レフト線に抜けようかという当たりを飛びついてシングルに抑えた。あのプレーがなかったら何点か取られてたかもね。田中も無死満塁からよく踏ん張ったけどさ。その田中、個人的には初戦で投げた松橋よりいいと思っているのだけど、期待に違わぬピッチングを披露。140km/h前後の直球と緩いカーブでカウントを稼ぎ、縦に落ちるスライダーや落差の大きいフォークで空振り三振と。セットポジションでの制球がちょっと課題か。被弾はまあ事故みたいなもんだと思うけど、田中・吉岡合わせて10安打打たれたのは捕手のリードの問題が大きいような気がする。日本航空はとかくフルスイングで、また新井を筆頭にインコースの直球には滅法強いのだけど、外に逃げる変化球にはついていけてない感じ。流すのも上手くない。試合途中からでも外角中心の配球に変えるべきだったんではないかな。