日本 1 - 0 バーレーン

最低限の結果は出た。相変わらず内容は不満の残る出来だったけど。

バーレーンにとってはアウェーで引き分けでもいいという試合で、やっぱり守ってカウンター狙い。それに対して日本はボールを奪われても中田英を中心に高い位置からプレスをかけて、ボールの出所を抑えてほとんどチャンスを作らせない。前がかりな分カウンターが成功するとちょっとドキッとしたけど、バーレーンは前の2人が横に並んで突っ込んでくるだけで他のフォローがないので、ボールさえ跳ね返せれば問題なかった。

というわけで日本がいつ得点を奪えるかがとりあえず焦点だったのだけど、まーとにかく入らない。引かれる前にゴール前に迫れればいいんだけど遅攻ばかり。引かれた後に打開して決定的なシュートに持っていくだけの個人技は日本にはなく、セットプレーからゴチャゴチャやってるうちに入ってたーくらいしか得点の臭いがしない。バーレーンもよく守ってたけどね。足長い。

そしたら混戦から面白オウンゴール。バーレーンは攻めなきゃならない状況になって一気に攻勢に出る。日本も三都主と加地の守備意識が裏目に出て、やたら下がっちゃって押し込まれる。中村はヘバったのか足が痛いのか、それまでの運動量がなくなる。中田英は引きすぎたDFラインの前をケアすべく下がった位置に。前からのプレスもなくなる。高さではバーレーンに負ける。相手のプレー精度はあまり良くなかったんで助けられたけど、それこそ得点シーンのように何かの拍子に同点にされてもおかしくなかった。

他にも前の試合不調だった玉田を自分の仕事はしてた鈴木と代えた意味とか、もっと早く稲本を入れるべきだっただろうとか色々あるけど、ともあれ勝ち点３は手に入れたし、次にアウェーで戦うバーレーンが累積警告で欠場の選手を2人出したし。いいんじゃないですか。

「いいんじゃないですか」とかしれっと言ってカッコつけてますけど、実は遊びに来てた友達が日ハムの試合を見たいといい、譲歩してラジオを聞かせてたら、僕もそっちが気になったりしてあんまり集中できなかったんです。だから言えることもあんまりないのよ。